夏目漱石の長篇お薦め8冊

100年経っても色あせない魅力を味わいましょう 吾輩は猫である。名前はまだ無い。どこで生れたか頓と見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見...

「迷路荘の惨劇」「三つ首塔」「白と黒」(横溝正史)

嬉しくもあり残念でもある「限定」復刻カバー 「迷路荘の惨劇」「三つ首塔」「白と黒」(横溝正史)角川文庫 私はとうとう三つ首塔までたどりついた。私たちはこの塔へたどりつくまで、いったい幾日かかったのか。そして、そのあいだに...

復刊!横溝正史 2022

横溝正史没後40年&生誕120年を振り返る ホテル女王あのとき犯人がもっと用心深くドアを締めていったら、葉山チカ子と名乗るあの女もあのまま絶命していたのではないか……と、後日そのときのことを思い出すたびに、山田三吉は身震...

INDEX 由利・三津木の事件簿(事件年代順)

由利麟太郎。横溝正史の探偵小説に登場する架空の私立探偵。切れ味鋭い推理を見せる。かつて警視庁にその人ありと知られた捜査課長、訳あって一線を退いた後、探偵事務所を開設。「実に恐ろしい、思いもよらぬ事」を経験し、頭は見事な白...

INDEX 金田一耕助の事件簿(事件年代順)

金田一耕助。横溝正史の推理小説に登場する架空の私立探偵。江戸川乱歩の明智小五郎、高木彬光の神津恭介と並んで日本三大名探偵と称される。ボサボサの蓬髪でフケ症、興奮するとその頭をかきむしる悪い癖がある。顔立ちは至って平凡、体...

旧角川文庫の芥川龍之介

複数の出版社から出ている文庫本、どれを選ぶか? 「羅生門・芋粥」「偸盗・戯作三昧」「蜘蛛の糸・地獄変」「舞踏会・蜜柑」「杜子春・南京の基督」「藪の中・将軍」「トロッコ・一塊の土」「少年・大道寺信輔の半生」「河童・玄鶴山房...